エドワードグリーンのシューズについて

イタリアの靴はマッケイ製法が多くて、イギリスの靴はグッドイヤーウェルト製法の靴が多いと言われております。比較的に好天に恵まれたイタリアではレザーソールのドレスシューズが主流であり、軽快に作るにはマッケイ製法が最適でした。太陽の国と言われ比較的に温暖な気候のために、軽くて通気性の良い靴が好まれることも背景にあります。一方でイギリスは雨が多いために靴底にはラバーを貼るために、ウエルトという部品でレザーシューズとラバーソールを繋げる製法が主流になりました。

靴底にラバーが貼ってあるので水濡れに強く、耐久性に優れラバーを交換することで長く着用できるメリットがあるのです。その反面靴は全体的に重くなり、また製法が複雑なために価格面でも高価になるなどのデメリットもあります。エドワードグリーンは伝統的な英国靴です。エドワードグリーンは靴の聖地ノーザンプトンに工房を構え、1890年から靴づくり一筋の老舗メーカーになります。

他の英国靴がそうであるように、ラバーソールで堅牢なアッパーをしており、手入れ次第では数十年愛用し続けられる耐久性に優れたブランドとして靴好きには知られているブランドです。エドワードグリーンのシューズは大変履き心地が良く、吸い付くようなフィット感をしていると評判です。高級紳士靴の代名詞として、未だに手作りで作られているために足の形に合う肌理細やかな作りをしています。贅を尽くしたシューズは、靴好きの間でいつかは手に入れたいアイテムとして垂涎のまなざしで見られているのです。

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